新年になってレッスンもそこかしこで再開。
実は去年1校だけ吹奏楽コンクールで指揮を振った。それだけでもものすごいありがたい経験だが、自分なりにかなり時間を費やして準備に取り組んできた。
結果的には基礎練習の大切さを説くくらいのところで終わってしまったもので、自分「の」目標は達成できなかったなと思ったが、それでも挑戦できたプロセス自体が貴重なものだったと思う。その中で得た悟りも多く、それはこれからの多くの生徒との関わりに大きく役に立つだろうと確信をしている。続けられる限り時間をかけて取り組んでいきたい。
で、そんな中で生徒たちから心のこもったプレゼントをいただいた。ほんとに嬉しいものですよね。
私は外部講師という役回りを持って色んな学校に携わるわけなのだけれども、授業で生徒たちと会うわけではなく、放課後の中でも部活動という本当にごくごく一部の時間でしか関わることのない、本当に特殊な立場の大人であると思う。
ここの学校の生徒たちは、のびのびとした気持ちを絶対に忘れることなく、自分たちなりに前向きに取り組んでいるところが一番素敵な部分だとも思っている。
学校における音楽教育の形の正解なのか、それは私にはまだ分からないが、彼ら彼女らがこの吹奏楽部を引退してしまっても、高校で別に吹奏楽をやらなくても、それでも音楽というものが自分を豊かにしてくれる一つの手段であってくれることを願い続けたい。そして、音楽に挑戦したというプロセスそのものは、将来それぞれの生徒が向かう夢や目標に向かって努力するプロセスと大きく似る部分もあると思う。そういうことの前準備みたいなことが自分にできていたら一番いいなと思う。
とかもう引退するんか!みたいな記事になってしまったが、この時勢の中での部活運営の形、そして短時間ながらも多くの成長を見込める指導法ということはよくよく考えながらやっていきたいものだと思った。
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