自分は音楽家としてどのような音楽的な態度を示し続けていくべきなのか、歳もとってきて自分がどのようなものを志向するのかが分かってきて、改めてそれを問う。
ある程度、芸術家としての良識の部分というのを持ち続けないといけなくて、それは結局のところ自らの欲というよりも一般的な需要に基づく欲の部分への供給を考えたほうが強いことが多い。
5月6日には服部管楽器とYMDミュージックによる共同開催でサクソフォーン・クインテット・コンサート!が開催されたが、この演奏会においてそれぞれの演奏者が表現していることというのはまさに「それ」で、ある程度の演奏上の方向性は統一を図りつつも、その演奏や音色の作り方、ビートの捉え方、あらゆる要素があらゆる方向にほとばしっていたと思う。
Comentários